朝のパソコン時間。
キーボードに指を置いた瞬間、パソコンに触れている部分がひやっと冷たいあの感触…ちょっとしたストレスです。
「このまま手が冷えていたらタイピングどころじゃないし、何か良い方法はないものか…」
と、コーヒーを飲みながらぼんやり考えていた時にふとひらめきました。
“指先のない手袋”ならいいんじゃない?
指先が出ていればタイピングはできるし、手のひらは冷えない。
完璧なアイデアでは? と、急に賢者モードになった私は、早速、百均へ。
手袋のコーナーで、
「これシンプルで暖かそう!」と、ひとつ選んでレジへ。
家に帰ってタグを切り、
「明日の朝これ使うんだ〜快適タイピング生活、始まる〜♪」とルンルン気分でパソコンの上に放置。
そして翌朝。
パソコンの電源を入れ、
椅子に座り、
深呼吸して、
いざ手袋を…と、はめた瞬間。
手のひらのど真ん中に、丸い穴。
「えっ!? なんで!?」
「百均とはいえ、穴あき販売はさすがにダメでしょう!!」
「交換に行かないと…レシートあるかな…?」
朝から軽い怒りと焦りでざわつく私。
ところが、コーヒーを飲みながらふと手袋を見つめていると、
なんだかモヤモヤと胸の奥に引っかかる感覚が。
……あれ?
昨日タグを切った時、
ハサミの刃越しに“毛糸の手応え”みたいなの、なかったっけ?
ゆっくり記憶を巻き戻してみると、
タグを切った瞬間、
確かに「ジョリッ」と不穏な感触があった気がする。
……はい、犯人は私でした。
百均さん、ごめんなさい。
でも、これ実は“前科”があるんです。
— さかのぼること数十年前。
当時の旦那様とのダイビング旅行に向けて、
新しいブルーの水着を買ったときのこと。
自宅でタグを切ろうとハサミを入れた瞬間、
“ジョキンッ” と、明らかにタグ以外の硬さを切った感触が。
「え…これ……布だよね……?」
慌てて見ると、水着の胸の部分に小さな切り込みが。
新品の水着を前に膝から崩れ落ちそうになりました。
結局そのまま衣類リフォーム店に駆け込んで、
「すみません、これ…直せますか…?」と消え入りそうな声で頼んだのを、今でも鮮明に覚えています。
そんな苦い経験をしておきながら、
同じことをまたやってしまうという、この成長しない感じ。
老眼のせい?
いやいや、これは明らかに 不注意100%。
でも思うんです。
この世の“タグを切る”という行為、もう少し優しくならないものなんでしょうか?
ハサミを入れなきゃ外せない構造とか、
タグの位置が見えづらいとか、
そもそもタグが固すぎるとか…。
「これ、タグ切り事故を誘ってるよね!?」と真剣に思うわけです。
とはいえ、
気をつけさえすれば何の問題もないわけで…
結局のところ“自分の問題”なのですが。
そんなわけで、
今朝は手袋の穴とともに、
昔の水着事件まで蘇り、
ひとりでクスッとしながらコーヒーを飲むという、なんとも平和な朝でした。
今日も私は元気です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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