熊騒動で考えたこと
最近、熊の出没ニュースが増えてきました。
これまでは、人とクマが偶然出会って驚いたクマが攻撃するケースが多いと思っていましたが、どうも最近は、それだけでは説明できないケースもあるようです。
もう従来の対策が効かないのかもしれない
鈴を鳴らしたり、音楽をかけて人間の存在を知らせておけば、熊は避けていく——
そんな“これまでの常識”が、今はもう通用しにくくなっているように感じます。
山の中に十分な食べ物がなく、熊が積極的に里へ降りてきている。
その前提自体が、これまでとは変わりつつあるのかもしれません。
解剖された熊の胃袋に「お米」があった衝撃
あるニュースでは、人を襲った熊を解剖したところ、胃の中から「お米」が出てきたと報じられていました。
植物や木の実などを食べているクマが、民家に入り込み、米を食べていた——。
柿やりんごならまだわかる。
でも、家に入り、米を食べる熊というのは、いままでにはない出来事ですよね。
人を恐れなくなる“学習”が怖い
さらに、人を襲った経験や、人里で食べ物を得た経験によって、人を恐れなくなったクマが、その後も人里に近づくようになる可能性があるようです。
もしそれが本当なら、山で育った子グマは大人になっても人間を恐れず、再び人を襲ってしまう——
そんな未来を想像すると、とても恐ろしく感じます。
人間の都合で熊が追い詰められているのかもしれない
山を切り開き、実のなる木々を減らしてしまったのは人間です。
熊が生きるために里へ降りてくるようになり、人間の食べ物に手を出せば「害獣」とされ、捕殺されてしまう。
熊の視点に立ってみると、なんと理不尽な世界なのだろうと思ってしまいます。
“街に近づかせない”ための取り組み
長野県軽井沢町では、里に降りてきた熊を捕獲し、発信器を取り付けて山に返す取り組みが行われているそうです。
その際、ベアドッグや人の声などを使って、熊に「人里は怖い場所だ」と学習させてから山へ返す「学習放獣」という方法もあるそうです。
発信器によって熊の位置を把握できるため、再び街に近づいてきたときにも、早めに対応できるようになります。
人を襲う前にできるだけ早く察知し、人と熊の双方に被害が出ないようにする。
そんな取り組みが行われていることを知りました。
もし山に食べ物が足りなくなった理由が人間側にあるのだとしたら、
実のなる木を植えて戻していくことは、山に住むすべての動物たちへの小さな懺悔なのかもしれません。
被害にあわれた方へ
今回の熊騒動のニュースを目にするたび、胸が締めつけられるような思いになります。
熊に襲われてしまった方、そのご家族の皆さまの恐怖や悲しみは、想像するだけでもどれほどのものかと感じます。
どうか、一日でも早く心の安らぐ時間が訪れますように。
そして、同じような悲しみが繰り返されないよう、社会全体でできる限りの対策が進んでほしいと強く願っています。
人と熊が共存できる未来を願って
熊が悪いわけでも、人が悪いわけでもない。
ただ、どちらも生きようとしているだけ。
どうか、人と熊が無理なく共存できる世界になっていきますように。
そんな願いを込めて。
冬の熊について、こんな記事も書きました。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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