「恋妻家宮本」を観ました。
あらすじ
長年連れ添った夫婦・宮本陽平と妻の夫婦関係のズレをコミカルかつ温かく描いた作品。息子夫婦が巣立ち、二人きりになった家で、互いに本音を言えなくなってしまった夫婦が“離婚届”をきっかけに向き合い直していく物語です。
笑いあり、しみじみする場面ありで、「夫婦って、家族っていいな」と思わせてくれる優しい映画でした。
見終わった後にほっこりした気持ちになったのですが、本編の最後に驚く演出がありました。
共演者が次々に主題歌を歌い出すんです。しかもカメラ目線で。
通常のエンディングとは違う雰囲気で、ちょっとシュールで、でもなんだか温かい “変わり種のエンディング” に思わず笑ってしまいました。
しかし、それ以上に心をつかまれたのが 主題歌の歌詞 でした。
主題歌「今日までそして明日から」
吉田拓郎さんの名曲が使われているのですが、最初のフレーズから心を持っていかれました。(初めて聴きました)
「私は今日まで生きてみましたー」
私:……うん、たしかに。私もいろんな日を積み重ねてきたな。
「時には誰かの力を借りてー」
私:そうそう、人の助けがなかったらここまで来られなかった。
「時には誰かにしがみついてー」
私:……しがみつくほどじゃないけど、頼ったことは大いにあるし。
聴いた瞬間に、
「あぁ、なんだか私、いまこの歌と対話してるみたいだ…」
そんな不思議な感覚になりました。
歌詞をきっかけに、心がするするとほどけていく
思い返せば、私の人生も本当にいろんなことがありました。
誰かに裏切られて落ち込んだ日もあれば、
誰かと手を取り合って、やっと前に進めた日もある。
やっぱりどんな人にも、
“自分には自分の生き方がある” んですよね。
でもその生き方って、
最初からわかっているわけじゃなくて、
結局は 自分を知るところから始まる んだと思うんです。
好きなもの、嫌いなもの、
苦手なこと、無理していたこと、
反対にちゃんと努力してきたこと——
そういう積み重ねぜんぶが、
自分の人生の“地図”になっている。
未来はいつも予測できない。それでも進んでいく
ただ、どれだけ自分なりに考えて動いても
未来は本当に思い通りにはいかない。
突然のトラブル、
急な変化、
予想外の別れや出会い。
人生って、ほんとうに予定表通りには進まないものです。
それでも私たちは、起きたことに振り回されながらも
そのつど 軌道修正してまた歩き出す。
もしかしたら、それが “生きていく” ってことなのかもしれません。
最後にふっと力が抜けた瞬間
その歌を聴きながら、ふと思いました。
どんなことがあっても
ちゃんと私は今日まで生きてきた。
明日もまた、生きていく。
自分のままで。
気づいたら、肩の力がふっと抜けて
少しだけ呼吸がしやすくなりました。
「ちゃんとしなきゃ」
「失敗しちゃいけない」
そんな気持ちに縛られすぎていたのかもしれません。
でも、
“自分のままで進んでいけばいい”
そう思えたら、明日がちょっと軽くなる気がします。
映画を観ていたはずなのに、
いつの間にか歌に背中を押された夜でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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